糖尿病性腎症の宅配弁当

糖尿病性腎症の診断は尿中アルブミンと血中クレアチニンの数値が大切

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尿中アルブミンと血中クレアチニン

糖尿病性腎症は、静かに静かに進行する合併症のため、糖尿病を治療しても、それがうまくコントロールできないと、発症する恐れがあります。

私の叔母も、糖尿病性腎症の足音に気が付かず、発病してしまいました。

そこで、今回は、いち早く糖尿病性腎症を発見したり、回避するために、健診等で何をチェックすればよいかという事で、尿中アルブミンと血中クレアチニンに注目してまとめてみました。

チェックしたい!データその1:尿中アルブミン

私達の体では、毎日、いろいろなところで、いろいろな物質が作られていますが、ここで取り上げるのは、肝臓で作られているタンパク質のアルブミンです。

このアルブミンというタンパク質は、糖尿病性腎症の状態をチェックするうえで、尿中アルブミンとして注目しなければならない物質の一つです。

尿中のアルブミンってなに?

アルブミンは主に肝臓で作られるたんぱく質です。糖尿病性腎症では、糸球体の血管の壁が透過しやすくなり、血漿タンパクであるアルブミンが、尿中に出てくる場合があり、これを糸球体性タンパクと言います。

病気になると、タンパクの検査で、陰性と判定された場合でも、アルブミンが尿中に多く排泄される場合があります。この場合、微量アルブミン尿と呼ばれて、病気の重要なデータになります。

ところで、アルブミンの数値が低い場合は、肝臓に何らかの異常が起きているか、アルブミンが腎臓や腸管から漏れ出していることが考えられます。

ちなみに、アルブミンの値はg/dlで計測されます。

糖尿病性腎症:尿中アルブミンのアルブミン値とは?

健康な体の場合アルブミン尿(タンパク尿)はほとんどありません。

そして、尿中アルブミンの濃度は、同じ人でも、運動の状態や採尿の時間等によって異なります。

しかし、糖尿病性腎症の場合、アルブミン尿が、診断の第一歩となるのは間違いがありません。

より的確に診断するためには、尿中のアルブミン濃度だけでなく、クレアチニン濃度を同時に測定し、その比をとった指数アルブミン指数(mg/gクレアチニン)が重要になります。

日本糖尿病学会と日本腎臓学会糖尿病性腎症合同委員会では、医療機関で、できるだけ午前中に受診して採った尿を用いて検査をすることを重視しています。

そして、尿中アルブミン値(アルブミン指数)が30~299mg/gクレアチニンの場合を糖尿病性早期腎症と診断すると、新しい早期診断基準を規定しました。

ちなみに、私の叔母の場合は、アルブミン尿の検査は実施していません。すべて血液検査(血清アルブミン)で実施しています。

 

チェックしたい!データその2:血中のクレアチニン

アルブミンと一緒に大切な検査データに血中のクレアチニンがあります。

こちらも、糖尿病性腎症の状態チェックに大切なデータとなり、採血をすることで簡単にわかります。

血中のクレアチニンってなに?

クレアチニンとは、老廃物の一種で、腎機能の低下に伴い、血中濃度が高くなります。

糖尿病性腎症では、血中クレアチニン値を年齢や性別で調整したeGFR(推算糸球体ろ過量)という値が腎機能の指標になっています。

血中クレアチニンの基準値は?

クレアチニンは、主に筋肉で作られて血中に入ります。腎臓の糸球体で濾過された後、ほとんど再吸収されず、尿中に排出されます。

糖尿病性腎症では、尿中のクレアチニンと合わせて、血中のクレアチニンの濃度を測定して、腎機能検査のデータを取ります。

クレアチニンは、体筋肉量を反映しているので、体筋肉率の多い男性の方が正常値も高いです。

正常値は、おおむね以下の通りです。
男性で0.6~1.2mg/dl  女性で0.4~1.0mg/dl

これらにあわせて、叔母の糖尿病性腎症のデータと照らし合わせてみた!

そこで、叔母の糖尿病性腎症を、アルブミンとクレアチニンの点から照らし合わせてみました。(ちなみに、叔母のアルブミンは血清アルブミン値です。)

結果は以下の通りです。(2018年6月現在)
血清アルブミン 4.0㎎/㎗
血中クレアチニン1.92㎎/㎗ ↑ しっかり腎機能低下!

※参考
ちなみに、血清アルブミン値でわかるのは、3週間前の栄養状態です。血清アルブミン値は、変動がゆるやかで、長期の栄養状態を反映するために、今日、採血した血液のデータは3週間前のデータという事になります。

尿中アルブミンと血中クレアチニンのまとめ

実は、驚くことに、叔母のここ1年間のデータの変化を見てみると、血中クレアチニンは、2.22から1.92に下がってきました。(それでも高すぎるのですが・・・)

そして、血清アルブミンの方は、ほとんど変わらず、まずまずの値なんです。

医師からは、よくがんばっていますね。とおほめの言葉をいただきましたが・・・まだまだ、油断できないと気を引き締めている毎日です。

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